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信濃國 大御食ノ社に伝わる神代文字で書かれた「美しの杜社伝記」を解明してます。
by 史郎


葦原中国の平定は、神皇産霊尊系統を葬り去ろうとした事件だった

葦原中国の平定は、神皇産霊尊系統を葬り去ろうとした事件だった

天手力雄神(天手力男命) は、思兼尊(アチヒコ) とワカ姫の子で、斎名をシツヒコ(静彦) と云った。

茨城県那珂市静に、静神社がある。
主祭神は,建葉槌命(たけはづちのみこと)
相殿神に、手力雄命、高皇産靈命、思兼命を祀る。
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『⽇本書紀』 巻第⼆ 神代下 葦原中国の平定にこうある。
「⼆柱(経津主神・武甕槌神) は邪神や草⽊・⽯に⾄るまで皆平らげられた。
従わないのは、星の神の⾹⾹背男だけとなった。そこで武葉槌命を遣わして服
させた。」
すなわち 建葉槌命=武葉槌命は、星神香香背男(ほしのかがせお) を征服した神が主祭神で、討たれた側が相殿に祀られる。。

手力男(静彦) には、いろんな側面がある。
・天背男命=天津甕星=手力男命(戸隠神社鎮座考:宮㟢信友)と云う説や、
・神皇産霊尊-角凝魂命 ─手力男(伊佐布魂命) ─天底立命-天背男命-天日鷲翔矢命、という系図があるという。

ここに大きな征服の歴史が隠されている。

経津主神・武甕槌神と武葉槌命は、天背男命=天津甕星=手力男命を討った。
討たれた手力男(静彦) を祀る神社の主祭神になりすました。
また武甕槌は、甕星を追撃したとする名を堂々と名乗る。

★高皇産靈命、思兼命、手力雄命の系列を葬ろうとした歴史が存在するのである。


by hansaki460 | 2017-09-22 09:37 | 歴 史 秘 話
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