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信濃國 大御食ノ社に伝わる神代文字で書かれた「美しの杜社伝記」を解明してます。
by 史郎


『お世辞』 は 応対辞令の真髄&【放射性物質拡散予想図】

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『お世辞』 は 応対辞令の真髄^^


「 人間は 誰でも お世辞を言われることを 決して嫌ではない。
 ただ、そのいい方に 好みや 注文があるだけの 話である 」

と言ったのは、フランス文学者の 河盛好蔵(1902-2000)氏だ。
氏は、スターンの名作 「 センチメンタルジャーニー 」 の中の 一挿話を 紹介している。

     ◇

スターンが パリの社交界で、さる 老侯爵に紹介された。
その侯爵は、女にもてることで 有名で、当人も、その方は 自信満々であったが、彼は スターンに向かって
「 一度 お国へ出かけたいものです 」
といって、イギリスの 女について いろいろ尋ねた。

すると、スターンは
「 いや、それは ご無用に願います。
  今でさえ、われわれ イギリスの男は、あなたの お噂をするだけで、女たちから
  ほとんど 見向きをされない 始末なんですから・・・・」
と答えたところ、早速、伯爵から 晩餐に招かれた。
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もう一つの話は、自ら 機知縦横の 才女をもって 任じている 某夫人は、スターンが かなりの才人であることをきいて、
「 ぜひ、お目にかかって、お話を うけ承りたい 」
と 申し込んできた。

尋ねてゆくと、スターンが 腰を下ろすか、下ろさぬか のうちに、彼女のほうで、その 才女ぶりを納得させるために、猛烈に まくしたてはじめた。

スターンは心得て、その席では 一言も 喋らなかった。

以後、その夫人は 誰にあっても
「 殿方と あんなに 為になる お話を し合ったことは、
  これまでに ついぞ ないことでした 」
といって 大満足であった。

     ◇

「 応対 」 というのは、身辺に起こってくる いろいろな問題に即応し、かつ、その問題を きびきびと 処理してゆくことである。

そして 「 辞令 」 とは、適当に それらの問題に対して 自分の考えを 表明することである。

できた人間の言葉には 一言一句に 迫力がある・・・。

東洋の 史記には、こういった話が 詰まっているが、5000年の歴史をつみ重ねた 人間の叡智だ。


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4月15日(日)
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4月16日(月)
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4月17日(火)
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by hansaki460 | 2012-04-15 05:55 | 一般
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