人気ブログランキング | 話題のタグを見る
信濃國 大御食ノ社に伝わる神代文字で書かれた「美しの杜社伝記」を解明してます。
by 史郎


稲荷 と 熊鷹大神 と 羽白熊鷲 と


九州の羽白熊鷲や、蝦夷のアテルイは、列島の先(原)住民であり、リーダーです。 そして熊鷹大神は、伏見稲荷大社や、多くの地で 奉られています。 今回 あるきっかけが あったので、見解を述べます。
稲荷 と 熊鷹大神 と 羽白熊鷲 と_e0171497_1311445.jpg
「羽白熊鷲」雄鹿原上組神楽団 

先ず、熊鷹大神とは 誰か?
ということですが、日本書紀にある 神功皇后に 征伐された 甘木朝倉の豪族 『羽白熊鷲』 だと思われます。
それは、 神功皇后が 羽白熊鷹を退治した所の 福岡県筑穂町の 老松神社の 宮司さんによると、鷲 ではなくて 羽白熊鷹 と 伝わっていると、仰ってますから、同一人物 だと 思われます。 世に憚って、鷲を鷹と言い換えたのかもしれません。

では、神功皇后に 征伐された 羽白熊鷹が なぜ神様か? 
ということですが、そこが 藤原氏の天下が 1000年以上、今でも 続いている構造で、夷は 夷の社会を 容認して、公家とは 違う社会 を ずっと造らせて きたのです。 (公家・藤原は 比叡に代表される 寺です。)
そして 羽白熊鷲や、アテルイを倒した後 神にして、順わない民を、あの手この手で 懐柔したのです。

ではなぜ 「稲荷」 にあるのか?
というと、「稲荷」 は 「夷也」 で、先住民というか 原住民というか、朝廷(藤原朝)から 見た場合、従順な 夷の民 (=祠庫信仰者達)の 神様 なのですね。
そして 羽白熊鷹 は、朝廷(藤原)から見た場合の 「夷」 なのですね。
ですから、羽白熊鷹を稲荷に奉ったのです。

関西に 被差別が 多く存在するのは、差別する階級が いるからで、実は 差別する階級は、白村江の勝者で その時 進駐してきた、唐・高句麗系の公家(藤原氏) なのです。
そして差別される 階級は 日本の 原住民 すなわち、『夷』 たちなのですね。 (実際は、職能別で 複雑ですが・・・)

それから、天照大神 も、広義の 『夷』 ですから、天皇家は 日本の 原住民の 祖 なのですが、公家(藤原氏)達が、この国の 官僚として 天皇家の 血 の管理をしながら、君臨して きました。

ただし、あくまでも 天皇家は、夷 の 祖 で あり続けますから、日本は 安泰 なのです。

少し 刺激が 強かったでしょうか? 
私のような 地方の自由人でしか、本当のこと(?)は 口にだしません。
ただ、梅原猛先生は 「藤原の、賢明な悪党は 1000年ばれない 悪を してきた」 と、著書の中で 述べておられます。
by hansaki460 | 2009-05-08 13:13 | 歴 史 秘 話
<< 百姓は 昔から特権階級だった。 古代の大和では、百済語で会話? >>